2000年の暮れに、8人のベンチャー企業として産声を上げたアリスマジック。
以来、道なき道を開拓し、全力で走り続けてきました。
アリスマジックのチャレンジの軌跡を、自社開発製品であるスマホアプリ「メディポケ」にまつわるストーリーからひも解いていきます。
稲葉
代表取締役副社長
本多社長の右腕で、「メディポケ」誕生の切っ掛けをつくった存在。自身が「メディポケ」のコアターゲットでもある。
システムI
システムソリューションズグループ
2013年、「メディポケ」を進化させていくための責任者として転職。アリスマジック初のUXデザイナーを自認している。
システムK
システムソリューションズグループ
2014年、新卒入社。現在、「メディポケ」チームに加わって、経験を積んでいる。穏やかでしっかり者、先輩たちからいじられる愛されキャラ。
健康状態を見える化する「メディポケ」は、
東日本大震災がきっかけだった。
- システムI:
- 「メディポケ」は2012年1月にリリースしたiPhone向け健康管理アプリで、創業以来、受託案件を主軸に事業を展開してきたアリスマジックにとって初の本格的な自社媒体となります。主なターゲットは、健康に不安を抱える40〜50代の人々。血液検査の数値をはじめとした診察記録、処方せん、医師の指導記録をアプリに登録することで、自身の健康状態を網羅的に把握することができます。
- 稲葉:
- アプリ開発の直接のきっかけは、東日本大震災でした。津波により病院に保管されていた大量のカルテが流失したというニュースを聞き、自分の健康情報を手元に持っていたらどんなに便利だろうと思ったのです。
元々、アリスマジックは多くの製薬系企業をお客さまに持っていることから、医療・健康分野に優位性があります。また、以前から経営陣の間で、「BtoCの自主事業に挑戦してみたい」と話し合っていました。ですから、アリスマジックが自主事業をやるなら医療分野しかないと考えていたのです。そんな経緯もあってカルテ流失のニュースを聞いたとき、「健康管理アプリを開発しよう」と踏み切ることができました。 - システムK:
- アプリのレビューを見ると、「こういうアプリはなかったので助かります」という声を見かけます。iPhoneにはiOS8から健康管理アプリ「ヘルスケア」が標準搭載されるようになりましたが、血液検査の数値は登録できません。血液の状態は、その人の健康状態を如実に表すもの。だから、「メディポケ」は、とても画期的だと思います。
- システムI:
- 今後の目標は、まず使い勝手をさらに良くすること。それに加え、血液検査の詳細情報を登録できるという特性を生かして、「ヘルスケア」など他の健康管理アプリから情報を吸い上げる仕組みを整備し、使い勝手の良いセルフメディケーションのツールをユーザーに提供すること。それが、僕たちが目指すゴールです。
ユーザーに、どんな価値を提供するのか。 それを考え抜くことが、僕たちの存在意義。
- 稲葉:
- 振り返ると、アリスマジックの15年の歴史はチャレンジそのものでした。創業時から現在まで、「道なき道をゼロから開拓していこう」というチャレンジ精神が根底に流れていますね。だからでしょうか、僕たちには「価値を生み出すことこそが仕事なのだ」という強い思いがある。これまで受託案件を主に手がけてきた僕たちですが、お客さまの要望を満たすこと=仕事だ。なんて少しも思っていません。要望を満たすのは当たり前。その上で、自分たちの価値を付加することによって、お客さまの満足度をさらに上げるためにはどうすればいいかを考え続けてきました。ものづくりは、ユーザーに価値のある体験を提供するために存在します。商品やサービスを使うことによって、ユーザーはどんな体験をしてどんな夢を持つことができるのか。それを考え抜くところに、アリスマジックの存在意義があると思います。
- システムI:
- 僕は、アリスマジック初のUXデザイナー(※1)であると自認しています。UXデザイナーとは、ユーザーの「体験」に着目し、最高の体験を形にできる人のこと。つくづく思うのは、Yahoo!や楽天、DeNA、LINEなど、ユーザーをしっかりととらえている企業ほど、独創的なアイディアで成功を収めているということです。けれど、会社の規模が小さくなった途端、目の前のお客さましか見えなくなってしまう。そのことに、ずっと違和感を感じていました。けれど、アリスマジックは小規模ながら、「変化こそが進化」という意識を強く持っている。そこに共感して入社しました。UXという文化をアリスマジックに根づかせて、会社の強みにまで高めていく。それが、僕のチャレンジです。「メディポケ」は、その第一弾に当たります。
- システムK:
- 僕の目標は、インフラからミドルウェア、デザイン、プログラミングに至るまで包括的な視野を持ち、的確な指示を出すことのできるフルスタックエンジニアになること(※2)。道は遠いですが、社員の挑戦を全面的に応援してくれるアリスマジックでなら、不可能だとは思いません。
あなただからこそ、生み出せる価値がある。
前例のないことに挑戦したい方、求む!
- 稲葉:
- 僕たちが求めるのは、自分というフィルターを通して独自の価値を生み出したいと考える人。この世でただ一つのパーソナリティを持つあなただからこそ、生み出せる価値があるはずです。ルーチンワークに甘んじることなく、前例のないことに果敢にチャレンジしたいという方、ぜひご応募ください。
- システムI:
- 例え今できないとしても「できます!」と宣言し、できるように自分を持っていける人がいいですね。僕も情熱だけで入社しましたが、小さなチャレンジが積もり積もって、いつかゴールに辿り着けると信じています。組織が進化していくためには、文化を創造しながら、同時に破壊していく必要があります。文化の創造と破壊を、一緒に担っていきましょう。
- システムK:
- 僕が勉強していた社会学では、組織には多様な価値観が必要であると言われています。それがないと柔軟性に欠ける、成長しにくい組織になってしまうためです。
なので、アリスマジックが多様な価値観が息づく場となり、組織として柔軟に成長を続けていくために、常に興味や関心のアンテナを拡げ、新たな価値観を提案できるような「異分子になりたい」と思っています。
何か一つ自信を持てる分野を持ち、異分子であることに誇りを持てる人、ぜひお待ちしています。